神奈川県高等学校教科研究会・情報部会
2007年度 第7回研究会


2008.2.17更新
 
  • 【主催】 神奈川県高等学校教科研究会・情報部会
  • 【日時】 平成20年1月7日(月) 13:30〜16:30(13:00受付開始)
  • 【会場】 神奈川県立清陵総合高等学校
    神奈川県横浜市南区清水ヶ丘41
    TEL 045-242-1926
  • 【対象】 教科「情報」の授業を担当されている方、または「情報」の授業に関心のある方
  • 【定員】 30名
  • 【講師】 日本電子専門学校 木下稔雅氏(Ciscoアカデミーインストラクター)
  • 【内容】 「情報」の授業で活かせることを目的とし、インターネット上の通信をラーニング用シミュレータで視覚的に体験し、理解を深めます。具体的には、大学や専門学校のネットワーク教育で実際に使われているシスコ・ネットワーキングアカデミー・プログラム
    http://www.cisco.com/japanese/warp/public/3/jp/event/training/academy/index.shtml
    のカリキュラムで用いられるPacketTracerというソフトウェアを使って、ネットワークの構築やルータの設定、RIPによるルーティングテーブルの更新、Webサーバとの交信の振る舞いなどを視覚的に学ぶ予定です。あくまでも画面上のバーチャルな体験ですが、効率よくルータ実習を行うことができます。
  • 【研究会参加報告】 Packet Tracer でネットワーク実習

     第7回研究会は,教育委員会を中心に、インターネット上の通信をラーニング用シミュレータを利用して視覚的に体験し「情報」の授業で活かせる知識を深めるための研究会を計画しました。会場を神奈川県立清陵総合高等学校をお借りして、講師に日本電子専門学校コンピュータ係長木下稔雅氏(Ciscoアカデミーインストラクター)をお招きして行われました。講師紹介の後、早速実習へと突入しますが、実習に先立ち、今回使用するPacket Tracerを開発したILA(インターネット・ラーニング・アカデミー)が紹介されました。Packet Tracerの使い方と手の込んだ作りを体験しました。現実世界でケーブルをつないでいくのと同じ要領で画面上でケーブルをつなぎ、パソコンやルーターの設定を行っていきました。設定終了後、パケットがどのように流れていくかをアニメーションで確認でき、パケットの中身も確認できます。木下先生の軽快な解説のもと、実習のレベルが徐々に上がっていき、実習最後の頃は頭の中が一杯になって、ついて行くのがやっとの状態でした。今の専門学校や大学の学生はこのようなツールで学んでいるということが分かりました。ツールが無かった時には、学生には理解することは大変だったでしょうね。

    13:00〜13:30 受付
    13:30〜13:40 挨拶・講師紹介
    13:40〜16:30 実習

    会場となった
    神奈川県立横浜清陵総合高等学校
    コンピュータルーム
    会場校(情報教育委員会)
    五十嵐誠先生挨拶
    情報部会幹事長
    嘉村均先生挨拶
    講師紹介風景 講師紹介風景 講師
    日本電子専門学校
    Ciscoアカデミーインストラクター
    木下 稔雅(としまさ) 氏
    講習会風景 木下先生の実習が始まりました。 今回利用させていただくシミュレータ
    Packet Tracer開発元のILA紹介
    Pacet Tracerの初期画面。ここにパーツを配置します。 下のアイコンから選択したルーターを配置 ルーターの物理画面
    オプション部品を追加することができます。
    ルーターの設定画面 ルーターにオプション部品を追加しようとしてるところ 電源を切ってから入れてくださいという警告が表示されるなど、あたかも実物を扱って実習しているようである。
    ルーター同士を接続しているところ ルーター同士を接続した コンピュータとも接続し、3つのセグメントを作成
    熱心に指導してくださる木下先生 だんだん難しくなってきた・・・ 気軽に質問に答えてくださいました。
    パケットが送られていく様子をアニメーションで確認できる どのような通信が行われているか1ステップごとに確認できます。 パケットの送られる様子は、色で分けて表示されるのでわかりやすい。

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    どのステップからでも再確認することができます。 パケットのOSIモデルを確認 パケットのヘッダの中身

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    クライアントPCとWebサーバを直結した状態 Webページ表示までの交信がアニメーションで表示される DHCPの様子をシミュレートする実習(そろそろ限界に近づいてきた・・・)

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    木下先生熱心な解説ありがとうございました。 HTTPの解析 宣伝です

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    都立大泉高校の田崎丈晴(たさきたけはる)先生で、全国大会の準備委員でもあり、 とても熱心な先生です。来年度の関東大会のアナウンスがありました。 研修会に参加した高校生がこの冬休みに行った文部科学省主催の ICTスクール2007の成果を報告  
  • 【アンケート結果】

    (1) 講習・実習の内容について

    • ハードウェアの実習が体験できるこのようなソフトはすばらしいですね。
    • 分かりやすい講習でした。
    • 楽しく実習できました。教えるにはむずかしいですね。
    • パケットが動いているところがバーチャルに見れ、楽しく実習できた。
    • RIPの機能が非常にわかりやすく学ぶことができました。
    • ちょっと高度ですが、大変興味深かったです。
    • 私には高度な内容で、ついていくのが大変でした。
    • 勉強するキッカケができてよい講習会でした。木下先生、わかりやすいお話ありがとうございます。
    • 設定がしやすく、手ごろにできるので良かったです。
    • 予備知識がそれなりにないと難しいと思います。
    • 理解が進んだ。とても有意義であった。直接授業に利用できるTipを得ることができた。
    • 高度な内容を短時間でわかりやすく学べた。すばらしい。
    • 少し難しかったです。
    • Packet Tracer は動きが見えておもしろい。日本語であれば英語アレルギーの生徒もとっつきやすいと思う。
    • ネットワークの内容がわかりやすかった。
    • 良かった。
    • いや、なるほど。という感じです。生徒にやらせることもそうですが、こちらがやってみて示したり、また、スライドとして示すときの画面資料として使わせてもらえれば有用だと思います。
    • とても有意義でした。
    • 大変おもしろかったですが、実際に生徒に対してどうやって生かしていくかを考えなければと思います。

    (2)日程・時間・会場について

    • 参加しやすかった。
    • 良いと思います。
    • 1月7日から授業の学校もでてきました。難しいですね。
    • もう一ヶ月早いともっとよかったか。
    • 良かったです。
    • 良いと思います。
    • 良かった。
    • 休暇中の研修会の設定は参加する側からすると、とてもありがたいです。
    • 良かった。
    • ちょうど良いと思います。
    • 出やすい日程、場所でした。
    • ちょうど良い。
    • 冬休み中で参加しやすかった。
    • 良かった。
    • 良かったです。いつでも忙しいけれど。
    • 良い時間設定だと思います。
    • 日程は入試直前ギリギリの時期ですが、なんとか来ることができました。
    • 適切だったと思いますが、始まっている学校があったのは残念です。

    (3)今回の研究会を知った理由

    • □学校宛の通知で  8人
    • □Webページを見て  2人
    • □情報部会MLで  11人
    • □その他( 紹介されて 3人  )

    (4)開催時期について

    • 今年度の年間の開催と同様に。
    • 夏休み中。
    • 夏より冬休みの方が気温などの関係から好きです。
    • 長期休業中になるでしょうね。
    • 長期休業中。
    • 長期休業中がよろしいかと。
    • 学校の業務が少ない時。最近、夏休み中に学校説明会が増えてきました。これらの時期をはずしてもらえるとありがたい。
    • 長期休業中だと出席しやすいです。

    (5)内容について

    • レゴマインドストームとインターネットに潜む脅威とウィルスはもう一度参加したい。
    • Shadeの講習(画像)
    • 時間内にサーバ構築ができる内容(もとに戻す)
    • ホームページ関係、セキュリティ関係
    • ネットとウィルスについて
    • 情報関係の企業の見学
    • 委員の方の授業見学なども検討してください。夏休み中の特別講座など。
    • 新カリの内容などの解説

    参加人数 24名(都より2名)

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