神奈川県高等学校教科研究会・情報部会
第3回研究会「情報教育と英語教育のコラボレーション!」
2006年11月11日更新
 
  • 【主催】 神奈川県高等学校教科研究会・情報部会
        東京都高等学校情報教育研究会・情報活用部会

       ※ 今回の情報部会研究会は、都高情研情報活用部会を兼ねる形で共催で行いました。

  • 【日時】 平成18年10月23日(月) 13:25〜17:00 

  • 【会場】法政大学第二高等学校
    (〒211-0031 神奈川県川崎市中原区木月大町6番地1号 [電話] 044−711−4321)
      東急東横線・東急目黒線・JR南武線 武蔵小杉駅 下車 徒歩10分
  • 【参加者】20名(神奈川、東京合計)

  • 【内容】

    I. 授業見学

    5校時
    3年生「情報B」
    長尾慎吾 先生
    Webページの仕組み(1)
    5校時は長尾先生担当です。
    Webサーバとクライアントの関係などをていねいに説明してから、HTMLの実習に入りました。
    HTML実習は2時間の配当で、時間の節約のため、必要なファイルはあらかじめひな形としてサーバに置いてあります。各自、それを取ってきて、修正する形で作業します。
    生徒たちは、年齢の近い長尾先生の発問に快活に応答しながら、実習をすすめていました。
    正面の両側にスクリーンがあり、2台のプロジェクタから画像が投影されています。
    6校時
    3年生「情報B」
    北詰昌敬 先生
    Webページの仕組み(2)
    6校時は北詰先生の担当です。
    5校時とは別のクラスですが、その次の時限の内容となっています。つまり、長尾先生と共通の授業で進行されているわけです。
    ここでは、メモ帳でタグ打ちをさせる方法で、自己紹介のページを作成しました。
    北詰先生の自己紹介ページが例示されますが、そこには生徒に書いてもらったという似顔絵(よく似ている!)が貼り付けられており、親しみを覚えます。
    見学者も、北詰先生について、飛び入りで巡回指導に。
    また、法政大学から学生さんが補助で入っていました。インターンシップだそうです。
    II.実践報告

    「法政二高 情報科の教育」
    寺崎豪紀 先生
    校長の松本勝先生。
    寺崎先生は、法政二高の情報教育について、詳しく説明してくださいました。
    大学付属校の3年生に置いている必修授業なので、実質的には2学期までで仕上げる必要があり、またたくさんの内容をしっかりと扱うため、さらにクラス数が多く情報教室の時間配当がタイトであることなどから、授業計画は緻密に作成されていました。
    校長先生にも、お忙しいところ、ご挨拶をいただきました。
    「アメリカでのEIT研修」
    請園裕美子 先生
    英語で発表をしてくれた2人の生徒たちです。
    EITとは、English and IT のこと。生徒がアメリカへ行き、英語と情報通信技術について研修してくる旅行の報告をいただきました。法政の付属3高校の合同事業だそうです。
    ここで、実際に、出かけて研修を行ってきた生徒2名が、英語でコンピュータについての発表をしてくれました。内容もともかく、英語が達者であることに、出席者一同、舌を巻きました。
    「近隣地域高校間における連携授業」
    〜東と村の連携プロジェクト〜
    東京都立東村山高等学校 込山祥代 先生
    司会は、県立希望ヶ丘高等学校の石丸信男先生。
    都高情研からは、込山先生の発表がありました。東村山高校、東大和高校、武蔵村山高校が連携して授業を行っているということでした。 そのようなことができるのは、近隣の高校間で、情報科の教員が密接に連絡をとりあっているからこそで、見習うべき取り組みだと感じられました。

  • 【参加者の感想】
    • 議題の内容、進行など
      良かった(5)EITの活動が素晴らしいと思いました法政二高のETI研修では、担当される先生方の努力が伝わりました。生徒も充実感を持っているようでした。うらやましいですね。いろいろ勉強になりました。生徒によるプレゼンがとてもよかったです。公開授業はとてもよいことと思います。今後も続けてください。
    • 研究発表の感想
      生徒の発表が良かったです。事例報告がどれもすばらしい内容でした。様々な活動が各地で行われていることが分かりました。また、情報教育に力を入れていない学校にも見せたいと思いました。生徒による英語の発表が素晴らしかった。スケールの大きな(グローバルな)研究を聞き、是非参考にしたいと思いました。とても刺激を受けました。英語のプレゼン、ビックリしました。後半の研究発表がとても興味深かったです。英語でのIT教育は私も受けてみたいです。情報部会の研究会としても企画になるかもと思いました。とくにアメリカでのEIT研修の生徒さんの発表に驚きました。日本語でパワーポイントを使っての発表は本校でも行っていますが、英語に取り組むのも面白いと思いました。込山先生の発表(取り組み)も興味深かったです。私も授業の中で学校HPは取り組みましたが他に見てもらい意見をもらうことはクラスメイトに批評されるのとは全く違う緊張感を味わうものだと思います。英語の発表は良いシゲキになりました。とても良かった。生徒の発表はすばらしかったです。大人を前によくできたと思います。生徒の表情が見えるくらい明るくしてもらえるともっと良かったのではないでしょうか。
    • 日程・時間・会場について
      アクセスも良く助かりました。良い、適当であった(5)今年度はどの日程でも厳しいです。内容に興味があったので参加しました。中間テスト中の放課後だったので、来ることができました。
    • 情報部会ホームページに掲載して欲しい内容
      質問用の掲示板が欲しい。たまった質問についての回答等を含めた研修会もおもしろいと思います。授業の実践例(2)現在のもので良いと思います。
    • 情報部会へのご意見・ご要望
      新しい企画に期待しています。他の学校ではあまり見られない独特な情報についての学力をつけさせたというようなないような指導法についての発表がみたく思います。毎年毎年の神奈川の研究会を楽しみにしています。

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